事業の概要
(１) 事業方針
- ① JWTCは、我が国唯一の耐候性試験機関として、材料・製品開発に欠かせない耐候性データを的確に提供することにより、我が国の産業発展及び技術革新に貢献します。
- ②JWTCは、大気暴露試験を主力とする第三者試験機関として、常に公平性を維持し、試験にかかる守秘義務を遵守し、高品質な試験サービスを提供することにより、産業界、学界からの高い信頼性を確保します。
- ③JWTCは、大気暴露試験において、試験所の能力に関する国際規格であるISO/IEC17025〔JIS Q 17025〕への適合性を確実とするとともに、銚子暴露試験場及び宮古島暴露試験場がそれぞれ試験事業者登録制度〔JNLA制度〕による登録試験事業者としての自覚・責任を持ち、自立して試験業務を実施します。
- ④JWTCは、働きやすい職場環境を構築するため、常に見直し・改善に柔軟に対応します。
(２) 事業概要
JWTCでは、次の事業を実施しております。
- ①
大気暴露試験の実施
代表的な気候条件をもつ国内４か所に大気暴露試験場を保有し、大気暴露試験を実施しております。 - ②促進劣化試験の実施
促進耐候性試験機及び促進腐食試験機を保有し、促進劣化試験を実施しております。 - ③物性測定の実施
大気暴露試験及び促進劣化試験とともに、試験に供された試験片及び試験体の物性変化〔物理的性質、化学的性質〕などの観察・測定を実施しております。 - ④標準化事業の実施
・協力
JWTCが主催する大気暴露試験にかかる日本産業規格〔JIS〕などの標準化事業を行うとともに、関係機関が主催する金属分野、プラスチック分野、塗料分野などの耐候性にかかる標準化事業〔国際標準化事業、JIS制定・改正事業〕に協力しております。
» 耐候性に関連する標準化について - ⑤調査研究の実施
耐候性にかかる技術情報を普及・公表することを目的として，調査研究，自主研究，共同研究を実施しております。